【ガンプラ改造】GSB-23「ムゾック」(ムック)

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バンダイスピリッツ HG 1/144スケールプラスチックキット MSM-10 ゾック改造

ムゾック

■制作・文 / IRON FOX

 こんにちは、毎日暑すぎますね…。梅雨も明けていよいよ夏本番、すでに40℃に迫る気温となった地域も多数…このままいくと8月には50℃くらいでしょうか…。10年後にはホントにそうなっていそうです💧

 …というわけで今回の作品は、こんな暑い時にはうってつけの“水陸両用”モビルスーツ「ムゾック」となります。(暑苦しい真っ赤なボディですが…。)前回の作品が、ガチャピンをモチーフにした作品「ガチャッガイ」でしたので相方のムックは外せません☆

 「ガチャッガイ」同様、この作品も10年以上前に制作したものですので、経年劣化でひび割れた箇所の補修を行うのと同時に、一部パーツを新たに作り直したものを「2024 Ver.」としてご紹介したいと思います。当時の自分自身の若さゆえの技術の甘さなのか、そこらじゅうがひび割れしていました。認めたくないものですが…。下は、ひび割れしていた箇所をとりあえずエポキシパテで埋めました…の画像です。ムックさんもビックリしています💧

 改造箇所は少なめですが、特徴的なポイントはしっかり押さえて一見して“ムック”と分かるような作品になったと思います。(カラーリングのせいかもしれませんが…。)それではガチャピンの相方、ムックさんの専用機「ムゾック」の雄姿をご覧ください。

 あっ!?言い忘れました!なぜ機体名を「ムゾック」にしたのかというと、ムックの“”と………説明するまでもありませんね…。では、どうぞ💧



各部説明

・頭部

 今回も改造箇所の大半が頭部となります。まずはモノアイが可動するレール部分ですが、頭部の前側も後側も下向きに下がっている部分は裏からプラ板をあて、エポキシパテで埋めました。「ゾック」丸出しの頭部が少し薄まった感じとなり、デザイン的にも違和感がないように見えます。

 ムックの目にあたる部分は「HG ゲルググ」付属のビームライフルのスコープを組み替えて再現しています。(下画像)モビルスーツのサブカメラとしてビームライフルのスコープを利用している…という、理にかなった設定にもなります。

 口の部分は、「ガチャッガイ」との統一感を持たせるため、同じデザインの台形の形に切り抜きました。(下画像)下アゴのパーツはジャンクパーツですが、何のパーツかは覚えていません…。10年以上前に、身近にあったパーツの中からたまたま見つけたものなので…💧

画像左:ガチャッガイ

 そしてムックの特徴の一つでもある頭の上のプロペラですが、本当はガンプラのパーツでプロペラ部品があれば使いたい…と探していたのですが、「ガンダム」の世界にはプロペラを有したメカは、なかなかありません…。「ガンダム プロペラ」で画像検索しても、表示されるのは「プロペラントタンク」ばかり…。しまいには『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の主人公、スレッタのお母さんである「プロペラ」が出てくる始末です…💧

 けっきょくリサイクルショップの食玩フィギュアコーナーで見つけた、航空機フィギュアのプロペラを使用することにしました…。こんな小さなプロペラパーツ、一つとっても実は苦労して探しだしていました…というお話でした。台座部分は「HG ゾック」頭頂部のフォノンメーザー砲の上部を水平にカットし、改造する時には何かと便利なアイテム、コトブキヤM.S.Gシリーズの「丸モールド」(下記参照)を乗せたものになります。

 一応、頭部カバー内のメカ部分も、モノアイレールのデザイン変更に合わせて少し加工してあります。(下画像


・体

 胴体部分は、「ゾック」の胸、前面の出っ張ったパーツは取り付けず、くぼんだ部分は全てエポキシパテで埋め、まるで初めからそこにはパーツがなかったかのような曲線デザインの見た目になっています。(下画像)向かって右側に見える「69」の文字は形式番号ではなく、“ムック”の意味です…。遊び心でもありますが、エポキシパテで埋めたことによって、デザインが何もない大きな胸パーツとなりましたので、見た目的に間延びしてしまわないように…という理由もちゃんとあります。

 「ゾック」の大きく上に張り出した肩のパーツは、ムックのシルエットを考え、カットしてエポキシパテで埋めて成型しました。

 それと10年以上前に制作した時から、ずぅーーーっと気にはなっていたのですが、頭部のカバーをはめ込むと、どうしてもカバーの下側と胸の上側の間に2mmほどの隙間ができてしまっていたので、「Ver.2024」にアップデートするこのタイミングで修正を施しました。

 頭部のモノアイ周辺のデザインを変える際に、カバーの内側にプラ板をあてたり、エポキシパテを使用したりしたので、その箇所が干渉しているのでは?…と思い、削りに削りまくったのですが隙間はほとんど変わらず…。そして考えること5分…もしかしたら胸のパーツを改造する時に胸の上部を削りすぎてしまったのでは?…と考え、プラ板とエポキシパテで隙間を埋め、解決しました。(下画像・比較画像)もっと早く気づけば良かったのですが、2012年当時、どうやって作ったかなんて覚えていないですからね…。気になる部分は気になった時に直さなければいけません💧

画像

比較画像


・腕部

 腕部は、5本指の手に変更し、デザイン的に「ゾック」のクロー基部の部分も一部カットして使用しました。5本指については、最初の制作した時(2012年)は、この機体は“1/144スケール”だから…という理由で「HG ゲルググ」のハンドパーツを使用しましたが、今回の作り直しの際、やはり手が小さすぎてバランス悪すぎる…ということに今さらながら気づき、「HG ジオング」の手に変更しました。なんたって特大サイズの「ゾック」ですから、これくらいの大きさはないといけませんね…。


・脚部

 脚部は、特徴的なデザインがあるわけでもないので今回も脚は無改造です…。


・カラーレシピ

 全体「レッド」・スコープ「ブラック」以外はGSIクレオスのミスターホビーを使用。(スミ入れはタミヤエナメルカラーを使用。)

・全体「レッド」=レッド(タミヤ アクリルカラー)
・各部関節・バーニア「グレー」=ガンダムカラー MSグレージオン系
・頭部プロペラ「イエロー」=ガンダムカラー MSイエロー
・頭部スコープ「ブラック」=ブラック(タミヤエナメルカラー)
・手「ホワイト」=ガンダムカラー MSホワイト
・モノアイレール「ブラック」=セミグロスブラック


●塗装後、タミヤエナメルカラーのセミグロスブラック(エナメル溶剤で薄めたもの)で全体にスミ入れ→トップコート(半光沢)・トップコート後にモノアイをクリアー(水性)で塗装。頭部スコープをタミヤエナメルカラーのブラックで塗装。


・デカール

 いつもはPS4ゲーム「ガンダムブレイカー3」内に登場する、ベースキットにした機体をデカールのデザインや位置の参考にしていますが、今回の「ゾック」はゲームに登場していないので「ズゴック」や「ジュアッグ」等の一年戦争時の機体を参考にしました。

 自分なりのデカール(おもに「CAUTION(注意)」)を貼る位置の定義としましては、武器の発射口(+矢印)・特別な装備・可動箇所・バーニア付近(+矢印)…といったところです。

 使用したデカールは「ガンダムデカールNo.23 MG 1/100 機動戦士ガンダム 逆襲のシャアシリーズ用」、「MG 1/100 MSN-04 サザビーVer.ka」付属、水転写デカール、「ガンダムデカールNo.14 MG 1/100 アッガイ用」(胸の「69」)等となります。



最後に…

 まだまだあちこち気になる点もあり、出来ることなら作り直したいくらいですが、今では絶滅危惧種の「HG ゾック」…どこにも売っていません。いつか「HG ゾック」が、いつでも買える平和な世の中になったら再チャレンジしたいものです。

 …というわけで全身真っ赤な、わがままボディの「ムゾック」、いかがでしたでしょうか?前後対称デザインの「ゾック」なので、後ろ側も前と同じ見た目にしても面白かったかもしれませんね。手間が倍かかりますが…。(前後対称にならないので、手のパーツも考えないといけません。)

 ちなみに「HG ゾック」のランナーは、前後左右対称の機体…ということで、全く同じものが2枚ずつ入っています。そのためモノアイやフォノンメーザー砲のパーツも2つとなり、それぞれ1つずつ余剰パーツとなりますが…おそらく使い道はありません。

 次回作は今のところ何も決めていませんが、次は完全新作!…しかも、まだ誰も作っていないアイデアの作品をご紹介!…したいなぁ…とは思ってはいますがどうなるかはわかりません。

 で、ではまた、忘れた頃にお会いいたしましょう💧


ギャラリー


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