【ガンプラ改造】GSB-25「シャア専用シャア」(ゲーム「ガンダムブレイカー」シリーズより)

ガンダム スクラッチ ビルディング タイトル画像

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バンダイスピリッツ HG 1/144スケールプラスチックキット サザビー・シナンジュ・ノーベルガンダム・ゴッドガンダム・ゼータプラスC1使用(一部パーツ)

シャア専用シャア(ガンダムブレイカー)

■制作・文 / IRON FOX

 こんばんは。今回はゲーム『ガンダムブレイカー4』発売記念!…としまして、今から10年近く前にはなりますが『ガンダムブレイカー2』(PS3)のガンプラシミュレータでシャア大佐をモチーフとし、組み換えた機体…名付けて「シャア専用シャア」をリアルガンプラで再現した作品をご紹介しようと思います。

 かなり前に制作した作品ですので各箇所ダメージを受けており、当時のまま…というわけにはいかないので、今回ご紹介するにあたり「そんなガンプラ、修正してやる!」…と、クワトロ大尉…ではなくシャア大佐の剥がれた塗装や経年劣化によるヒビ割れを修正しました。そしてさらに『ガンダムブレイカー2』の時点では実装されていなかった、ビルダーズパーツ機能を模したパーツも追加しています。

 この作品は『ガンダムブレイカー2』を一通りプレイした後に制作を開始したと記憶していますが、その当時ゲームの中でシャア大佐を再現するビルドはネットでも見かけ、頭部は「サザビー」、胸部は「シナンジュ」のパーツ…というのが鉄板であり、それ以外の部位にどの機体のパーツを使うのか…というところに、それぞれの個性が出ていたように思います。

 私の場合は、“シャア大佐”というモビルスーツではなく、キャラクターをモチーフにしている…ということで、全体のシルエットを“人”に近づけるため、腕部と脚部には細身で少し丸みも帯びている「HG ノーベルガンダム」のパーツを使用し、さらに背中の短いマントを「HG ゴッドガンダム」のバックパックで再現することにしました。

 余談ですが、まさか当時行われたイベント「ガンダムビルドファイターズトライ オリジナルモビルスーツ選手権」の『ガンダムブレイカー2』部門で優勝した作品もシャア大佐をモチーフとした機体であり、しかもアニメ『ガンダムビルドファイターズトライ』の劇中にまで登場することになろうとは…うらやましい💧

 …というわけで、早速「見せてもらおう…いや、見てもらおうか…ガンダムブレイカーで組み換えたモビルスーツのリアルガンプラとやらを。」…どうぞ☆


シャア専用シャア 1ページ目 画像
シャア専用シャア 2ページ目 画像

各部説明

 今回は、ゲーム「ガンダムブレイカー」の仮想空間にあるガンプラシミュレータで組み替えた機体をリアルガンプラで再現していますので、各パーツの形状は出来る限り変えないというゲーム内容に沿った形で制作しています。

・頭部(HG サザビー)

シャア専用シャア 説明用画像(頭部)

 頭部は一目瞭然「HG サザビー」なんですが、実はそのままの形だと兜の外側部分と、首元の「HG シナンジュ」の襟のパーツが干渉してしまい取り付けられないので、兜の両端を襟の内側に収まるまでかなり削り込んでいます。形的には襟に隠れて兜の輪郭が曖昧になるので違和感はないと思います。

 当時、干渉することを全く想定しておらず、全てのパーツの塗装を済ませトップコートも吹き終わり、いざ組み立てだと、頭部を差し込もうとした時に初めて取り付けられないことに気づきました。そんな私はオールドタイプ…好きなドーナツはオールドファッション…。


・胴体(HG シナンジュ)

シャア専用シャア 説明用画像(胸部)

 胴体は、もちろん胸元にネオジオンのエングレービングをあしらった「HG シナンジュ」のパーツです。シャア大佐を再現するなら胴体はこのパーツ、一択ですね。

 今回の改造は、上記の頭部側面の削り込み以外にデザインに関して手を加えた箇所はなく、その他の作業としては胴体と腕部、胴体と脚部といった接続部分のプチ改造のみとなりました。手抜きではありません…忠実に再現したんです💧

 その胴体と腕部の接続部分ですが、そのままの状態では「シナンジュ」胴体側が棒、「ノーベルガンダム」腕部側(肩)が球体のピンとなっているため接続出来ない…ということで、本来「シナンジュ」の肩内部のポリキャップに差し込む棒が付いた接続パーツの代わりに、片方に穴、もう片方に差し込む棒が付いたポリキャップ(PC-123プラス J)を取り付けることによって「シナンジュ」胴体側が棒ではなく穴となり、「ノーベルガンダム」の腕部が、無改造で胴体と接続することが出来るようになります。(下画像

シャア専用シャア 説明用画像(胸部2)

・腕部(HG ノーベルガンダム)

シャア専用シャア 説明用画像(腕部)

 腕部や脚部は、シルエットが人間っぽく見えるよう「シナンジュ」よりもひと回り小さいモビルファイター「ノーベルガンダム」のパーツをチョイスしました。脚部もそうですが、全体的に少し丸みを帯びたデザインというのも、人間(キャラクター)らしさを表現することに一役買っています。

 そして今回、写真撮影の際に握り拳のパーツを平手に交換するため取り外そうとしたところ、握り拳の手首にはめ込む球体のピンが根本から折れ、さらによく見ると小指周辺まで亀裂が入っており持った瞬間にバラバラに割れてしまいました…。おそらくピンが折れた原因は、ピンに対して手首の穴がきつく負荷がかかったため、亀裂が入っていたのは制作当時にスミ入れした際、エナメルカラーが塗装されていない箇所からプラスチックの中に浸透し、目に見えないひび割れを起こしていたんだと思います。今までギリギリ形を保っていたようです…。

 部品注文も一瞬頭をよぎりましたが、店頭で全く見ない「HG ノーベルガンダム」のパーツを注文出来るのか?出来たとしてもいつ届くのか?そもそも頼み方がよくわからなーい☆…などの理由により、けっきょく割れたパーツを集めてパズルのように合わせて接着し、あとはエポキシパテで成形する…という半スクラッチとなりました。エナメルカラーでスミ入れされる方、注意してくださいね。(ちなみに平手も後に同じ状態になりました…💧)


・脚部(HG ノーベルガンダム)

シャア専用シャア 説明用画像(脚部)

 腕部同様「HG ノーベルガンダム」のパーツを使用し、こちらも無改造です。配色に関してですが、『ガンダムブレイカー2』ゲーム内のペイントでは、左大腿部にある3mm幅のわずかな出っ張り部分と股間部の色が、膝から下の白い部分と同じ選択箇所という扱いになってしまい、ゲームではどちらも白色になってしまいますが、この点については“忠実に再現”とはいきませんので迷わず赤色で塗りました。

 胴体との接続ですが、「シナンジュ」の胴体下側に本来はめ込むポリキャップは取り付けず、「ノーベルガンダム」股間部分の上向きの棒のパーツに、ちょうど胴体の穴の口径にピッタリ合う円筒状のパーツがあったので被せて取り付け、胴体と接続しました。その円筒状のパーツというのは………スイマセン、制作したのが昔すぎて覚えていません。謎のジャンクパーツです💧


・バックパック

シャア専用シャア 説明用画像(バックパック)

 背中の短いマントを再現した「HG ゴッドガンダム」のバックパックですが…全然、短くありませんね。むしろ長い…。デザイン的には悪くないので全体的にもう少し小さければ、まだ良かったんですけどね。『ガンダムブレイカー4』のゲーム内では各パーツの拡大・縮小も出来ますが、リアルガンプラではムリな話…目をつむってあげてください💧


・腰部レーザー・ライフル(ゼータプラス C1型)

シャア専用シャア 説明用画像(腰部レーザー・ライフル)

 今回の記事制作にあたって、さらに外見をシャア大佐に近づけるべく、10年近く前の本体の制作当時にプレイしていた『ガンダムブレイカー2』にはなかった機能「ビルダーズパーツ」(機体の装飾を目的としたオプションパーツ)という設定として、シャアの腰右側に付いているレーザー・ライフルを「HG ゼータプラスC1」腰部分のビーム・キャノンを使用して再現しました。

 取り付け方は、本当は「ノーベルガンダム」腰の右外側のパーツをいったん外して改造し、レーザー・ライフルを回転して前に向けることが出来る仕様にしたかったのですが、最初に本体を制作した時に腰周辺のパーツはしっかり接着したようでパーツが全く外れなかったため、しかたなく内側に両面テープを貼り、腰の右外側のパーツにただ被せただけという、まさに「あんなの飾りです」…と、なってしまいました💧

 このレーザー・ライフルを再現するためのパーツとして初めに思いついたのは「HG Sガンダム」腰部のビーム・キャノンでしたが、このパーツは「シャア専用シャア」の腕よりもデカイ…ということで却下です。カツ・レツ・キャッカです…。そして『センチネル』繋がりで思い浮かんだのが「Sガンダム」のものより小さい「ゼータプラス」のビーム・キャノンでした。(下画像)それでもバランスとしてはモビルスーツ本体に対してまだ少し大きめですね…。『ガンダムブレイカー4』のゲーム内では各パーツの拡大・縮小も出来ますが、リアルガンプラではムリな話(2回目💧)…というバックパックと同じく、本当はもう少しスケールダウンしたいところです…。

シャア専用シャア 説明用画像(腰部レーザー・ライフル2)
画像左:HGUC 1/144 MSA-0011 Sガンダム
画像右:HGUC 1/144 ゼータプラスC1

・カラーレシピ

 GSIクレオスのミスターホビーを使用。(スミ入れはタミヤエナメルカラーを使用。)

・全体「レッド」=モンザレッド
・全体「ホワイト(ライトブルー)」=RLM76 ライトブルー
・各部関節・装甲内部「グレー」=ガンダムカラー MSグレージオン系
・胸部「ゴールド」=ゴールド(金)
・胸部「ブラック」=セミグロスブラック
・モノアイ「ホワイト」=ガンダムカラー MSホワイト
・モノアイレール・腰部ビームガン「パープル」=ガンダムカラー MSライトブルー+ガンダムカラー MSホワイト(少量)+ガンダムカラー MSレッド(少量)

●塗装後、タミヤエナメルカラーのセミグロスブラック(エナメル溶剤で薄めたもの)で全体にスミ入れ→トップコート(半光沢)・モノアイと額のカメラのみトップコート後にクリアー(水性)で塗装。


・デカール

  今回、モチーフとした「シャア大佐」はキャラクターなので、あえて細かな「CAUTION」等のデカールは貼らず、“シャア”を表す最小限のマークと数字、そしてバックパックにジオニック社のロゴマークのみとしました。

 ちなみに左肩のマークはシャアのパーソナルエンブレム、右肩の「A12」というのは、ドズル旗下の宇宙攻撃軍に所属していた時(ファルメル隊所属)の部隊ナンバーになります。シャア個人の機体ナンバーというわけではありませんが、この「シャア専用シャア」は、連邦軍のV作戦をキャッチした時のシャアを再現した機体…ということなら問題ありませんね。


参考画像

『ガンダムブレイカー3』シャア専用シャア 画像
ゲーム『ガンダムブレイカー3』(PS4)より

シャア専用シャア 3ページ目 画像

最後に…

 改造作品をご紹介するこのコーナーとしては少々、役不足だったかもしれませんが、説明書通りに組み立てたわけではないので良しとします…と、勝手に解決しましたが、今回のような作品を制作するにはガンプラの品薄問題だけでなく多くのキットを購入、しかも一部のパーツしか使わないとなると経済的にも大変なので、個人的にはガンプラではない、パーツの組み替えを楽しめる商品があってもイイと思います。

 数年前に発売された、手のひらサイズのプラキット付属の「2分で作る!ガンダム名鑑ガム」(下画像)や、古くは1980年代に発売された、組み立て式ミニプラ付属の「森永ガンダムチョコスナック」のようなプラキットは小さくても、お手頃価格の商品がいいですね。「2分で作る!ガンダム名鑑ガム」は第3弾まで発売され、それぞれのシリーズが16種類のラインナップでしたので、「2分で組み替え!ガンダムブレイカーガム(全16種)」、もしくは「森永ガンダムブレイカーチョコスナック(全16種)」…といった感じでいかがでしょう?今が旬です!急いでください☆(私は誰に向かって言っているのでしょうか…💧)

2分で作る!ガンダム名鑑ガム(2016年)

 …というわけで、少し話が脱線してしまいましたが、“ガンダム愛”は伝わった気がします…。次回作は、まだ何も決まっていませんが『ガンダムSEED FREEDOM』のキラとラクスに負けないような愛が感じられる作品をご紹介したいと思います。…ではまた☆

・以下ギャラリーでは、以前このコーナーで制作した、“少し外れた”シャア専用の機体との集合写真もありますので、ご覧ください☆(背景が赤色なので少し見づらいですが…💧)


ギャラリー

シャア専用シャア ギャラリー画像1
シャア専用シャア ギャラリー画像2
シャア専用シャア ギャラリー画像3
シャア専用シャア ギャラリー画像4
シャア専用シャア ギャラリー画像5

ボックスアート

シャア専用シャア ボックスアート画像

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